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右の図は2002年の石灰石国内生産量とその内訳を示したものです。日本の石灰石の生産量は、アメリカについで世界第2位です。
この図からわかるように、石灰石のほとんどは建築用途に使われていることが分かります。
それでは炭酸カルシウムがどのように使われているかを具体的な例で見てみましょう。 |
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私たち人間は文明を持って以来、炭酸カルシウムを様々な目的で使い続けています。その用途の一つが建築材料です。例えば、約5000年も前に作られたエジプトのピラミッド。1つの重さが10トンもある大きな石灰石つまり炭酸カルシウムを巧みに組み合わせて作られています。もちろん、石灰石や大理石は現在でも建築材料として使われているのは言うまでもありませんね。また現在ではコンクリート(セメント)の原料として粉状の炭酸カルシウムが大量に使用されています。
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| 鉄鋼と炭酸カルシウム、一見何の関係もなさそうに見えますが、実は切っても切れない深い関係にあるのです。鉄鋼の原料は鉄鉱石ですが、この中に鉄分は60%ほどしか含まれていません。そこで、鉄鉱石の中から不純物を取り除く必要があるのですが、炭酸カルシウムはその不純物と化合して分離させる役割を担っているのです。1トンの鉄をつくるのに約0.2トンの石灰石が使われます。 |
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| 炭酸カルシウムはもっと多くの用途で使われています。例えば、強度や剛性をアップさせたり燃えにくくする目的でプラスチックやゴムに配合されて使われています。また、色つやを改善し裏写りを防ぐ目的で紙に配合されています。さらに、土壌の性質を改善する肥料として農業で使われています。その他にも、塗料、タイル、陶器、食品添加物、医薬品、歯磨き粉、家畜の飼料、顔料など、私たちの身のまわりにある多くのものにとって、なくてはならないものなのです。 |
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写真提供
石灰石鉱業協会「石灰石のはなし」p.40(1987) |
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